2021-09

Lyrics

みちたりる|スパークルホース「Sunshine(1998)」

その日の天気に気分が大きく左右されるひとがいます。あなたはどうでしょうか。私はかなり左右されるひとです。 また、人生のありようも時に天気に左右されることがあります。時に好天や雨天に例えられる。どうして雨ばかりなのか?と歌われたりする。それ...
2021.10.16
Lyrics

おもう|ピンク・フロイド「あなたがここにいてほしい/Wish You Were Here(1975)」

困難に直面した時に、そばにいてほしいとおもうひとがいますか。もしいるのであれば、それは単に家族や親族に限らず、同じ宿命のようなものや悲しみを抱え、それを分かち合えるひとだと思う。そばにいて、悲しみや怒りや、言葉にならない思いを分かち合ってほ...
2021.10.16
Novels

うけいれる|J・D・サリンジャー「フラニーとゾーイー/Franny and Zooey(1961)」

学校や職場や世の中もろもろが、すべてがみみっちくて、つまらなくて、悲しく感じられ、もう付き合いきれなくなってしまったと感じたことがありませんか。そしてまた、みみっちい周囲と同じように自分自身もまた愚かでみみっちいと感じたことは。この世界の誰...
2021.10.28
Novels

つかいはたす|ボリス・ヴィアン「うたかたの日々/L’Écume des jours(1947)」

この小説はいわゆる恋愛小説ではない、 使い果たすことが人間の本性であることと言えるだろうか、あるいは、それをひとは依存ともいうかもしれない、ただし、捧げることがない人生などあり得るだろうか、何の波風もなく始めから終わりまで凪のような人...
2021.10.28
Novels

めぐる|チェーザレ・パヴェーゼ「月と篝火/ La luna e i falò(1950)」

故郷というものは不思議なことば、ある人は自分が生まれた場所から一歩も出ないで生涯を終えるし、またある人は幼少期から転々と様々に居住を帰る そもそも世間でいう故郷というものが出生地を差すのか、それとも幼少期を過ごした場所なのか、判然としない...
2021.10.28
Lyrics

ある|ジョン・レノン「ゴッド/God(1970)」

「私」とはなにか、問い直さなければなくなったことはありますか。おそらくそれは、重大な出来事におそわれて、「私」が根底から揺らぐ経験でもあります。この楽曲が、ジョンという「私」にとってどのような意味を持つのか。「危機の記録」であり、また「新たな始まり」でもあることを手がかりに読んでいきます。
2021.10.16
Lyrics

いのる|ニール・ヤング「Long May You Run(1976)」

この作品は、ニールの今は亡き愛車を題材にしつつも、実は大切な「あなた」に向けた祈りが込められた楽曲です。時代の変化を越えて、どこまでも走り続けられますようにと祈るとき、変わらないものとはなんでしょうか。この作品が持つ、おおらかで優しい魅力を読み解いていきたいと思います。
2021.10.16
Novels

つながる|ヴァージニア・ウルフ「灯台へ/To the Lighthouse(1927)」

この作品では、海沿いの別荘で過ごすある一家のなにげない一日と、その10年後の、大きな変化を経た後の一日が描かれます。時が流れ、多くが失われた後で、残された人たちはどのように関わり合い、つながるのか。難解で知られるこの名作のエッセンスを、テーマをしぼってレビューします。
2021.10.28
Lyrics

ながれる|ボブ・ディラン「ブルーにこんがらがって/Tangled Up in Blue(1974)」

ディランの70年代を代表するこの楽曲を取り上げ、「ながれる」ことをテーマにとらえ詩を読みたいと思います。ディラン自身、時代と共に大きくスタイルを変化させてきました。ここでは「路上」の文学であるビートニクとの関連を踏まえながら、流れ続けていく「私」の姿を読んでいきます。
2021.10.16
Novels

さまよう|J・D・サリンジャー「キャッチャー・イン・ザ・ライ/The Catcher in the Rye(1951)」

この作品に痛々しくも鮮やかに描かれた主人公の「さまよう」姿をなぞることで、放浪の先にあるものを読み解きます。単なる「反抗小説」ではない、普遍的な魅力に触れてみませんか。自分の「居場所」や「役割」に悩むひとにおすすめです。また、未読の方・挫折した方にもわかりやすいようにまとめました。
2021.10.28
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